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2009年4月21日火曜日

再び新宿で

今日は休みで、ちょっと用があり新宿に行き、用事の後でジュンク堂に立寄り、
色々と本を物色していたら村上春樹の「ダンスダンスダンス」
の文庫本を突然読みたくなり買ってしまいました。「ダンスダンスダンス」が出たのは1988年 その頃の僕は2浪目の予備校生で、代々木界隈や井の頭公園をほっつき歩き「このまま一生予備校生かも?」と先の見えない生活を悶々と過ごしていた様な記憶があります。もちろん「ダンスダンスダンス」も読みましたし、その前にあのビッグヒット「ノルウエイの森」を世間のみんなが読んでいました。
僕は「ノルウエイの森」が出たときは本気でやられた!と思っていました。ビートルズマジックを上手く使われた〜!!と。もともとビートルズは団塊の世代のじいさんたちのモノですし、僕らは80年代にファンになった特殊な世代だから何にも言えませんけど。本気でそんな風に思っていました。
それとは別にノルウエイの森は今迄の日本にはない新しくて切ない「100%恋愛小説」でしたから僕もその頃2回以上は読んだ様に思います。まだ読書がそれ程好きではなかったころなので2回以上読むというのは結構スゴいことです。その後出たのが「ダンスダンスダンス」
でした。その頃読んだ切り、一度も読んでいないのですが、ピナコラーダといるかホテルとダンキンドーナツしか記憶になかったので、もう一回どうしても読みたくなりました。1988年の頃の村上春樹の位置づけは赤川次郎とかそういった感じの流行作家で予備校の現代国語の先生なんかは「ダンスダンスダンスなんてだめですねー頭の中がダンスダンスダンスなんじゃないでしょうかね」と言っていました。
それにノルウェイの森のインパクトがあまりにもスゴかった為に「国境の南太陽の西」や「ダンスダンスダンス」はあまり正当な評価がされなかったように思います。僕も一応はやっているから押さえておいた方が女の子と話ができるかな程度な感じでしたので。
でも後で読むと「国境の南太陽の西」は「ねじまき鳥クロニクル」の次くらいに好きだし、
「ダンスダンスダンス」もそろそろ読み返してみていい時期なのではないかと思って買ってしまいました。
ビートルズも「サージェントペパーズ」よりもホワイトアルバムやリボルバーの方が良いと思うし、ちょっと強引ですけど。
その後ベルクで「エッセンベルク」を食べてパンとレバーパテの美味しさを味わって」帰ってきて50ページ程読んだのですかやっぱりグイグイとストーリーに引っ張られていきます。ダンキンドーナツはまだ出てきていませんがしばらく昔のことを思い出しながら楽しめそうです。

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