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2009年3月19日木曜日

最近読んだ本など2

いやーしかしWBCは韓国とキューバとばっかり試合してますけど、もっといろんな国と戦って欲しいですね。たとえばオランダやプエルトリコやメキシコと日本戦が見たかったですね。なんだかもう飽きてきてしまいました。やり方をもう少し考えた方が良い様に思いませんか?
ここ最近読んだ本はレイモンドチャンドラーのロンググットバイ 村上春樹訳をよみました。僕は20代後半から読書に目覚めたのでまだ読んでいない名作がたくさんあるという所ですね、人生長いですから。この本を読んで連想されたのは村上春樹の一連の小説、例えば羊を巡る冒険とか、ダンスダンスダンスとか良く覚えていないですが、あの辺りの何処かしらの文章です。村上春樹自身が翻訳しているので、そういったこともあると思うのですが、グレートギャッツビーよりもロンググットバイの方が文章表現の方法が村上春樹と近い様に感じました。
レイモンドチャンドラーの作品は始めて読みましたが、確かにこの作品はグレートギャッツビーの影響が強く現れているのを感じました。
一章一章の間にコマーシャルが入れられる様な感じのアメリカっぽい(古き良き)雰囲気で、内容もミステリーとして一気に読み切らせてしまう力があると思いました。とても楽しい読書でした。
ところで、レイモンドチャンドラーといえば、僕の記憶に残っているのは中学校の卒業文集の望月君の最後の言葉です。
そこには 「強くなければ男ではない。また優しくなければ生きていく資格がない。」とかいてありました。
彼とは2、3言しか口を聞いたことはありませんが、どちらかといえばもやしの活発ではなくすごく内向的な体質のある生徒だったと思います。その彼から出たあまりに似つかわしくない言葉だったのでそのギャップが鮮明に記憶に残っています。望月君とは多分もう2度と会うことはないでしょうが、そのフレーズが今でもすらすら出てくるということはやはり、レイモンドチャンドラーのスゴい所なのだと思います。