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2008年1月3日木曜日

初売り

謹賀新年
今年も仕事始めは2日から。小売業は31日迄営業して翌2日から営業というのがいつの間にか定番化しています。
ひどい所だと元日からフルに営業というところも数多くあります。スーパー、コンビニはもとより、六本木ヒルズまで元日から営業
しています。僕の会社はまだ2日からですが、そこで働く従業員も一消費者であるということを考えてしかるべきだと僕は思います。
思えばお正月が3日まで休みだったのはたしか1997年頃までだった様に記憶しています。そこから恵比寿ガーデンプレイスが出来たの
を皮切りに、小売の競争が激化し、3日が営業になり、2日が営業になり、と毎年営業日が繰り上げられていきました。そこにはバブル後
の小売業の不況とももちろん関係があります。営業日が増えても実質のトータルの売上はマイナスということを毎年繰り返している内に
休むのが恐くなって常時どこも営業しているような状態が日常化してしまいました。
僕の子供の頃を思い出すと、正月の3日間はどの店も営業していなくてお年玉だけはたんまりある。何かを買いたい衝動を3日間も溜め込んでおもちゃ屋さんに突入!という、がまんのあとのパッションみたいなものがなくなってしまったと断言します。お金が使いたくても使えない状態を復活させても良いのではないだろうかと思います。どうせ毎年、前年を行ったり来たりなのだから正月の3日間位は日本人はみんな休んでもさして問題はないように思います。ヨーロッパの小売店等は平気でクリスマスは店閉まっているし、それでだれも文句はいいません。日曜日が休みのお店も未だに多いです。だからといってヨーロッパが不況な訳ではない。
であれば日本人も家族でみんな集まってお金使わないでゆっくり過ごす習慣を取り戻すべきではないかと思います。
働くために働いてほんの僅かな収入が増えるくらいでは何の意味もないのではないだろうかと、新年に小売業者の僕は
思うのでありました。