Google

2008年5月31日土曜日

禁煙4日目

今日で禁煙4日目になります。禁煙パッチのおかげで吸いたい気持ちにならずに済んでいます。
前回処方された時は寝る時も付けたままでということだったのですが、センセイ曰く、それはメーカーの営業の人が誤って伝えて
広めたため、このような間違った使用法が多くのお医者さんから説明されているようだといっていました。前回は良くリアルな夢を見ましたが、今回はそのようなこともないのです。ただ、前回と同様に体にニコチンは供給され続けているため爽快感はなく、むしろたまに気持ち悪くなったりして、改めてニコチンの毒性を痛感します。はやく自然な自分に戻りたいのですが、なにせ20年以上も続けた悪癖!、今回は自分で勝手にパッチをとったりせず、素直にお医者さんの指示通りに禁煙を続けたいと思います。今回の禁煙はパッチのおかげで煙草の煙も気持ち悪く感じるので、願ったり叶ったりなのですが、まだまだ先は長い!
特に飲みに行ったりした時に、お酒が元々飲めない為に、手持ち無沙汰感を強く感じ、つい一本吸ってしまったりすることが多いので気をつけねばならないと自分を今から今月予定されている送別会を前に戒めています。後は 仕事に集中し終えてほっとした時も無償に一本吸いたくなる時があるので、パッチはしばらく剥がせないです。でも今回は止められそうな気がしています。一ヶ月止めればあのばからしいタスポ
のおかげで自動販売機でふと買ってしまわずに済むし。あの煙草会社の苦肉の策タスポだけはどんなことがあっても自分が馬鹿らしくなってしまうので絶対に申し込まないと思いますが。

2008年5月28日水曜日

最近読んだ本

ここ最近読んだ本は山田詠美氏の「風味絶佳」の文庫本と白石一文氏の「この世の全部を敵に回して」の2冊。
久しぶりに文学作品を立て続けに2冊読みました。風味絶佳は「アトリエ」が一番面白かったとおもいますが、後のは何だかちょっと苦手な部類です。僕はもともと女性作家はあまり得意じゃないので。塩野七生さんと高村薫さんを除いて女性作家の本に自分から手が伸びることは
稀です。特に表題の「風味絶佳」的なテイストがどうも自分の母さんに直に抱っこされているようなキマリの悪い心地がしてしまうんですよね。やっぱり僕照れ屋なんだと思います。とにかくこういったムズ痒いような後味をしっかり残してくれるところがスゴい。さすが巨匠。
もう一冊の白石一文氏の方はなんというか中学校の時にとても頭が良く文学的野心に富む生徒の作文を読んだ時のような感じがしました。
「愛こそはすべて」だけどその意味を取り違えるなよ!と釘をさされた感じというか、今あまりにも思考の浅い薄ーい世論の動きに対して
本気で物申しているところがすごいとは思いましたが、帯の「21世紀の人間失格」というのは止めた方がいいと思います。浅薄な商業主義に対峙した本なのに硬派で売れそうもないから一冊でも売る為にその商業主義に妥協した感じになって作品そのものが安っぽくなってしまう感じがします。それに人間失格はもっとエンターテイメント性に富んでいるし読ませる力をもった小説だと思いますが、白石氏の今回の小説は全然それとは違う哲学的な話だし全く遊びの部分がなく、独善的な独白に依って真実を語ろうとしている独り言で語りかけられている感じがない所が根本的に違う。最初から読者をたのしませようとは意図していない作品なので、それは正直に言えばいいんじゃない。と思いました。まぁ嫌いじゃないですけど、この感じ。という訳で久しぶりに読書にスイッチが入っている今日この頃です。

2008年5月27日火曜日

三たび? 禁煙

本日午後5時をもって何度目かわからないのですが煙草をやめました。
今回も禁煙パッチを使っての禁煙治療となります。
いわゆる断煙では自分の意識の外の何者かが勝手に、強引に僕に煙草を買わせます。これは言葉では説明出来ないですが、
得体の知れない何者かが僕の理性を乗っ取って一気に喫煙まで自分を持っていってしまうような感覚です。
止めようという強い気持ちと禁断症状の綱引きが瞬時に弾け飛んで気がつくと喫煙者の自分がいる。そしてまたやっぱり禁煙しよう
と決意を新たにして15時間位止めた後また何者かが....。という繰り返しで自力の禁煙を断念しました。そうして今回は心療内科の
お医者さんに診察してもらってニコチンパッチを処方してもらったのですがそのセンセイ曰く今迄何十年もしてきたことを急に止めるのは
かなりの荒治療でそう簡単に行くものではない。ということでじっくりこの病気を治していこうと思いを新たにしました。
冷静に考えると何もしない時間というものが僕にとってかなり強烈に喫煙行為を誘発するようで止めている時はちょっと空いた時間が出来るとどうしていいか解らなくなり吸っちゃだめだという強い意識を一気に飛び越えて喫煙所に向かう自分を見て本当に呆れてしまいます。
僕にとってもはや何にもしない時間は煙草がなければ過ごせないかなりの重傷なのだと改めて気がついた次第です。
かといってもはや煙草を吸って得られる快感などなく、たまる疲労や喫茶店などで席を遠くに移す非喫煙者の人の姿を見る度本当にこいつとは別れなきゃいかんと不倫地獄にはまった男の様にしみじみ感じる今日この頃です。
しかし50代になって肺がんになる方々を目の当たりにして、40前の自分が他人事として見ない振りをすることは出来ない年頃になっています。
こんどこそ!やめたっと。オオカミ少年の気分ですが、今回も本気です。