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2008年5月8日木曜日

パンダ外交

今日日中首脳会談がありましたが、一番大切なのはパンダがまた上野動物園に来て貰えるかどうかです。
石原都知事はパンダが死んだからと言って、特に特別な思いはない、日本の他の場所にもいるのだから観たい人はそこに行けばよい、
みたいなリンリンがなくなった直後に不謹慎極まりない発言をしていましたが、もう絶対に彼には投票しません。
またノミの心臓のくせに、一生懸命強がっちゃて!あの400億で東京中にパンダを呼んだ方がどんなにいいか。
東京マラソンも出ないぞー。
とにかく上野動物園のパンダはそれほど多くの日本人にとって思い出深いものだと個人的には思いますし、本当に石原都知事言葉がなんの効力も発揮出来ず、パンダが来るということがすぐ決まって良かった。
これで日中首脳会談の意義の殆どは果たされたと言っていいと思います。
どうせ今の日本の状態では毒餃子とか油田開発の問題は相手にスルーされるに決まっているので、これでこの問題に絡んでパンダが来なかったら何の意味も見出せないんじゃないかと思います。上野動物園は夜行性動物館がメインになってしまう。他にも沢山観るべき動物はいるにせよ上野はパンダ井の頭動物園は象の花子がいなけりゃ、やっぱり主役のいない会場になってしまう様に思います。
もちろんチベット問題も大切ですがそんなに騒ぐのなら、どこかの国が彼らの国を自国に作らせてあげればいい。
日本でもいいじゃないですか。
そしたら、パンダとダライラマ、というありがたき平和の巨頭揃いで、日本はきっといい国になるんじゃないかとおもうのですが。

2008年5月5日月曜日

日本人のお客様

僕は外資系の会社にずっと勤めて来ていますが、最近日本人のお客さんで目立つのが、「こんなの日本じゃ通用しない」とか「日本のサービスじゃ考えられない。」とか「日本人を馬鹿にしているのか」みたいなことを言っている方をよく目にしますが、本当に日本のサービスってそんなに良いものなのか?と疑問に思うことが多いです。確かに痒い所に手が届くような良いサービスはよくありますが、そういうサービスを行っている所は価格に対してそれを上乗せしていたり、消費者の面倒を見る代わりにそれにかかるコストを薄ーく上乗せして、消費者の考えなければいけない所を見えなくして上手くだまし取ってる所が多い様に思います。ただ、日用品等は逆に消費者の無言の圧力から今迄値上げ出来なかったのだけれども、それにかかるコストを安くする為に行っていたいろんな偽装がばれて、さらにそうこうしている間に原価自体が世界の情勢により上がってしまった為に値上げせざる負えなくなった。結局日本のいいサービスを受けるために一番損しているのは消費者自身という皮肉な結果になってしまっているのが実情で、これがいわゆる「日本のいいサービス」現実だと思います。
そう考えると西洋のサービスの考え方は最初からそれにコストが伴うという意味合いが日本よりはっきりしていて、サービスの度合いによってその値段もはっきりとしています。本当に一流の西洋のサービスは日本よりずっと優れていると思います。
したがってリーズナブルなプライスのものを求める場合はそれなりに消費者の労力も必要とするということを消費者自身も自覚しています。
その方がより明快でフェアで対等な関係であるように思います。
逆に日本は消費者がすべての労力を供給者に委ねてしまった為に日本独自の良いサービスというハリボテのサービスを無料でしてもらっているような感覚に騙され、気づかれない様にうらからそっと財布からお金を抜き取られているような総合的な消費詐欺にあっているような気がします。でなければ時間外のATM利用料が100円も取られたり、各商社が資源高によってやも負えず値上げしたはずなのに増益決算だったりしても何かおかしいと誰も言わないのか説明できません。
もちろん本当に良いサービスを行っている所も沢山日本にあることは僕も理解していますが・・・。
僕もなんだかんだ言ってそういうふうに便利だからいいか。とかすめ取られている消費者の一人ですが、もう少しよく考えようと考えた今日一日でした。