Google

2008年9月14日日曜日

ミンボーとスーパーの女とダークナイト

今日は久しぶりに映画を借りてきて、2本連続で観ました。「ミンボーの女」と「スーパーの女」の伊丹十三作品2本。
伊丹十三さんの作品は今迄食わず嫌いで観ていなかったのですが、総時間とテンポのバランスの良さであっと言う間に観ることが
出来ました。それにしても特にスーパーの女は今現実に事件になっている食肉偽装事件をそのまま扱っていて、びっくりしました。
その辺りのところの問題点の本質が隈無く網羅されているところが、見事だと思いました。
ミンボーの女に関しては一般顧客が平気で「誠意を見せろ」というクレーマーと化してアマチュアミンボーにどう対応していくか
というところに問題が移りましたがこの映画に示されている解決策は今でも有効です。
最近は一般の市民が「消費者の権利」と「不当請求」が混じり合ったものを経営者に突きつけてくる所に複雑化した事例の取り扱い
の難しさがあると思います。
この間「ダークナイト」を観たのですがこの映画がまさに今迄の単純な「善」と「悪」の対立が複雑に絡み合った現在の矛盾点を
鋭く描いている様に感じました。余談ですがこの映画を観てキアヌリーブスの「ハートブルー」を思い出しました。
こんな感じで3本の映画を勝手に結びつけて語ってみましたけど、どうでしょう。