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2008年6月15日日曜日

今週読んだ本

今週読んでいる本はずばり、カラマーゾフの兄弟です。ドストエフスキーは10代後半に「罪と罰」を読んで以来なのですが、
先週「ペットサウンズ」の村上春樹氏の後書きに「人間は2種類の人間に分かれる、つまりカラマーゾフの兄弟を読破した人間としていない人間の2種類だ」(正確ではないですが趣旨は同じだと思います)という箇所を読んだ時に、そういえば読んでないなと思い。本屋で最近流行の光文社の古典新訳文庫のバージョンを5冊きっちり買って今、気合いを入れて読んでいます。今週はひどいニコチン離脱症状が出ていたこともあり、まだ一巻の終わりの方なのですが、中々面白い。正直村上春樹氏の後書きのコメントはずいぶん昔に彼の小説で読んだ時と比較して、
時代に取り残された古くさくて直視出来ないような陳腐さに思わず鼻をつまんでしまいましたが、悔しいかな村上マーケティングワールドにはずっぽりハマってしまっている自分にやになってしまいます。マラソンといい、新作が出る度に本屋で購入し・・・。
僕は結構ロイヤリティーの高い消費者なんだと思います。
40前のドストエフスキーはきっとこれからの人生に役に立ちそうな気がしています。