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2009年7月14日火曜日

罪と罰3と1Q84

やっと出た亀山郁夫訳の「罪と罰3」さすがに最後まで息をつかせず一気に読まされました。
ドストエフスキーがこれほど面白い小説を書いていたとは。重苦しく深いテーマの本という難解なイメージで食わず嫌いだったのが幸いして
40にして、興奮することができました。ところで、最後のスヴィドリガイノフの死のシーンで村上春樹の1Q84のラストの青豆のシーンがフラッシュバックしたのは僕だけではないのではないかと思います。
もしこういったサブリミナルな効用を意識的に先方の発売時期を見越して
創ってたらすごい。それはリトルピープルな話ですが、あり得なくないような。
僕はストーリーを細かく読み解いていく趣味はなく、意味を深く考えず感じて無意識の記憶のストックに無造作に突っ込んでおいて
何かのきっかけでそれが取り出されてくるような感じで良いと思っているのでそれ以上は考えませんけど。