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2008年6月11日水曜日

昨今の事件について

この間の秋葉原の事件は言葉も出ない程の凄惨な事件でしたが、こういった事件が定期的に起きていて、またか、という感じになってしまう自分ですが、やはりそういう世の中って異常ですよね。いつもこういった事件の背景に派遣社員の孤独な労働環境や、ネットカフェ難民といったことに関連づけられて報道されることが多いですが、本当にそうか?と思います。そういったことが語られることによって、その殺人を犯した人間の許されざる罪の独立性が薄れてしまうような気がします。あたかもそういった境遇にいる人がそういった犯罪を犯しうるような刷り込みがこう言った報道によってされてしまうのではないでしょうか。もちろんその犯罪が起こるに至る経緯や理由はその個人の背景を通じて追求されるべきだと思いますが、昨今は中学校の文集の内容の資料だけを紹介し「この犯罪者の攻撃的な一面が見て取れる。」
みたいな簡単でワンパターンの報道でおしまいにするようなワンパターンな内容に終始しているように思います。
なんだか何処も同じ内容で昔の様な独自の視点を持った内容のある報道は皆無です。こんなんでいいですかね。
一つの事件を全体の社会環境に安易に被せて解った様な顔で事件を語ることはとても危険だと思います。

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