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2008年10月10日金曜日

ここ一ヶ月位の間に読んだ本

久しぶりに投稿するので、もう一本。
最近読んだ本ですが一つは「新宿最後の小さなお店ベルク」僕が93年に最初に入社した会社が新宿にあったので、その時からよく行っていたベルク、いつも混んでいて、僕はお酒が呑めないのだけど周りの美味しそうにビールを呑む同僚と一緒にコーヒーを飲んで下らない話を仕事帰りによくしてから帰った店。僕は今でも新宿の本屋に言った帰りに行きますがそこでベルク通信を読みながら、なんだよルミネが追い出そうとしてるのとか、思いながら店主のクセのある記事を楽しく読んで五穀米カレーとコーヒーを飲んでいたのですが、本が出ているとベルクで知り、早速買って一日で読んでしまいました。この井野さんという店主はジョンレノンを自分の人生の指針としながら生きている同胞ではないですか。しかも迫川さんというヨーコまで最強のパートナーとして共同で体を張って店を運営している。とても刺激になりました。
ポールにもジョンやリンダが絶対に必要。僕はサラリーマンですけどとても感激しました。ベルクはずっとあって欲しいお店です。
それに迫川さんの妥協のない食材へのこだわり。僕はそれ程味にうるさい方ではないですが、ドトールのホットドックとの味の違いははっきりと解ります。そういえば昔先輩がベルク専属のパン屋さんをドトールが引き抜いたみたいな話を聞いたことがあるのだけど、本当なんでしょうか。
もう一冊は「ジョージソロスは警告する」僕は彼のことをマネーゲームの怪物位にしか思っていなかったのですが、とてつもない深い哲学的思考から株を見ている。人間はその世界の一部を成している存在である以上その世界に個人の考えが作用し世界のあり方に影響を与える。よって人間がありのままの現実を正確に理解し表現出来ることはありえない」という主題には唸るしかありませんでした。
さらにここ数日の株価の大暴落。彼は今後の世界経済の動きに対する予測を幾つかの含みのある表現に留めていますが、ポールオースターの
ムーンパレスに出てくる盲目の老人のごとく複雑で謎に満ちた雰囲気の人物の存在を現実の世界で味わう様な一冊でした。そろそろ僕も株を始めてみようかなと密かに思っています。

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