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2007年10月13日土曜日

禁煙と読書

禁煙成功後しばらく本が読めなかったのですが、ようやく読む気になって来たので先日本屋に行って何冊かあさってきました。
面白かったのが柄谷行人さんの倫理21という本。
たぶん有名な本だと思うのですが、他者を手段ではなく目的として扱え。という言葉がこのさき自分にずっと響いて来そうです。
僕は普段絶対にこんな風に考えて生活しないし、思いつきもしないのでこういうことを考えて本にして問いかけ、高みから説明してくださるのはほんとにありがたいと思います。自分でもなんで読むのか解らないのですがこの手の本、年に1冊は読みますね。
柄谷さんは他の作者の引用で良く目にする名前だったので今回文庫で安く手に入れて読むことができて良かったです。
それにしても明快かつ難解というか何度も頭で反芻しないと馬鹿だから呑み込めないですね。でも好きだなこういうの。
後はポールオースターの「偶然の音楽」の英語版を読んでいます。英語で読むと違うルールで語り直したような新鮮さを感じるのでストーリーが解っていても面白いですね。ポールオースターでは「最後の物達の国で」が一番好きなんですが、これを英語で読むと心の底から疲労困憊して厭世気分に満ちてしまいそうな気がするので止めておきました。
こんな風にあたかも英語を自在に扱っているような雰囲気を装いましたが、1冊読むのに数ヶ月かかる様なレベルですから。
それにしても秋は読書ですね。やはり。

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